騎士団長殺しは一体誰が読んでいるんだろうか?

先日発売された村上春樹の「騎士団長殺し」は当然話題で、すでに何十万部、「1Q84」を超える売れ行きで、僕も持ってはいるけれど、間もなく到達するであろう百万部も、その百万人はどこにいるのだろう、僕の周りで「騎士団長殺し」を読んでいるものはい…

君はギリヤーク尼ケ崎を見たか

「路上」って自由を象徴するもののように思えるのは僕だけだろうか。この感覚にケルアックの小説の影響があることは私自身も完全に認めるところではあるが、でも、何だろうか?、その公共性100パーセントの場において自由であるって、至高の自由であるよ…

部下へ一つだけ願うこと

ブルーハーツって知ってますかね?そのヴォーカルとギターが、甲本ヒロトと真島ですが知ってますか?その後ハイロウズというバンドを結成し今現在はクロマニヨンズというバンドをやっています。私は彼らのバンドが好きで、好きになってもう30年になりますが…

我々の結論「劣化」

秋頃友達三人と呑みに行った時の話。友達の内訳は・・・一人は市内に何店舗も出店するスーパーの取締役。一人は定職にはつかずにネットで何かをやってみたり(何かは不明だが)たくさんの免許を持っているので方々に手伝いに出かけたりしている自由人。一人…

サッカーで例えるならメッシ

那須川天心が左ボディブローでアムナットを4回KОに葬った。これにてキックの戦績が18戦18勝14KО。 この戦績、ボクシングであれば日本でも強い選手に時折見る戦績ではあるが、キックボクシングとなると少々事情が違ってくる。18連続勝利がまずあり…

クロマニヨンズの「JUNCLE9」が鳴り響いている

クロマニヨンズ9枚目のオリジナルアルバムの評価はどうなんだろうか。評価って言うのは違うか(苦笑)、好きな人多いのかな、微妙な人多いのかな。周辺では良いと声が上がっており、僕は初めは微妙かなと思っていたけれど・・・イイっすねって感じです。 「…

その時僕は六列目にいたけれど、その時僕はどこにいたんだろうか?

先日クロマニヨンズのライブに行った。入場番号92番のチケットを握りしめライブイン。何列目って言う話であれば、六列目位だっただろうかな。あの会場では常にポジションが移動するため、一列目以外はもうはっきりと何列目で観ましたとは言い切れない状態で…

昭和初期のインテリは言った

先日次男の発表会を観に行った。地元の保育園はお寺で運営していて、入口の門のところには筆字で書かれたある言葉が貼られていた。僕は何度もそこを通過しており、多分その筆字はだいぶ前から(それは何年も前から)貼られていたんだろうけれども、それに気…

本屋でいま最も熱いコーナー

昨今?「ハヤカワepi文庫」なるものがあるが非常に熱い世界を形成していると思う。今本屋で一番興奮するのは「ハヤカワepi文庫」のコーナー前であることは間違いない。僕はアゴタ・クリストフの「悪童日記」を手に取る。僕はレイモンド・チャンドラーの「ロ…

渡辺美里に魅了されて

渡辺美里が秋田市に来たのは24年ぶりとのこと。その24年前のライブに行っていた友達とライブ参戦。チケットが6,800円とチョイ高めでさらにワンドリンク500円で実質7,300円。高いなぁ~と思いながらイン美里ライブ。正直ぶっ飛びましたね。最高!美里最高!美…

クロマニヨンズの「GUMBO INFERNO」はその先へ

クロマニヨンズ8枚目のアルバムも、どうやらこれで終わらないようです。もうすぐ9枚目発売なので・・・。 「旅立ちはネアンデールタール人」から始まるこのアルバム。ネアンデールタール人はどんどん移動して行ったことをフロンティア精神として、現代人の…

パックマンは本日も大物を喰らうのか

パッキャオとメイウェザーがとうとうやります。ファイトマネー140億とか、チケットの最安値が48万円とか(ちなみに最高は700万円で販売されたとか)兎に角大変なことになっている。ちまたでも予想合戦が繰り広げられ、世間の意見は大体がメイウェザー判定…

トレイントレインは走って行く、行けと言われなくとも

ブルーハーツの代表曲「トレイントレイン」のサビの歌詞について。 ヒロトは確かに「トレイントレイン走って行く」と唄っているが、カラオケに行くと歌詞字幕が「走って行け」となっていてずっと違和感があった。歌詞カードを見てみると、アルバムの歌詞カー…

クロマニヨンズ秋田ライブに神奈川から来る友達は・・・

神奈川に住んでいる友達だが、毎回秋田のクロマニヨンズライブにわざわざやって来る。もちろん関東方面でも行っているのだが、秋田のライブも欠かさない。彼曰く、クロマニヨンズのハコで秋田は二番目の狭さらしい。今回は嫁さんも連れてきて二人でライブ参…

日本に生まれて良かった、日本には近藤金吾がいるから

近藤金吾の歌は素敵だ。 近藤金吾の作詞は素晴らしい。 近藤金吾の生み出すメロディは素敵だ。 近藤金吾の歌声は素敵。彼がなぜこんなにも無名なのかが分からない。 ジョンレノンくらいに有名であってもいいと思う。 ジョンレノンを知っている人なら 近藤金…

日本に生まれて良かった、日本には辻仁成がいるから

最近テレビのバラエティ番組に出だした辻仁成。離婚後爆笑問題の事務所に所属することを表明、ひょっとしたら坂上忍くらいのところまでいってしまうのではないかと思えるほどのハッスルぶり。なにをやっても出来る。 そんな辻もその昔、「いいとも」から声が…

日本に生まれて良かった、日本には前田日明がいるから

前田が在日であることを知ったのは引退後に発売された本からだった。さすがに少しは驚いたが、それは自分でもビックリするくらい少しだけで、それほど何かが僕の中で変わることはなかった。僕の年齢も関係があったかもしれない。「ああ、前田のじいちゃんは…

日本に生まれて良かった、日本には村上春樹がいるから

村上春樹は今では、世界の村上であるから日本にいなくても読めるだろうけど、それでもやはり日本語で、彼が書いたままの文章でそれを読みたいとは思う。英語の場合、それはどのような感じの文体になるのか、村上春樹の文章が本当の意味で伝わるのかな、想像…

日本に生まれて良かった、日本には三代目魚武濱田成夫がいるから

「人生よ あなたはまるで、この俺様の子分。」という名の本がこの世には存在するが、僕がノーベルならノーベル賞をあげているっす完全に。なんなら国民栄誉賞も、総理あげて欲しいぜ・・彼がそれを欲しがるかは分からないけれども。もしそうなったら授与式も…

日本に生まれて良かった、日本には友部正人がいるから

友部正人の歌を初めて聞いたのは、夜の海岸線に止めた車の中だった。波の音が夜の不安を煽るような、そんな暗闇の中だった。「にんじん」というアルバムだった。何たるタイトルだろうか・・・・。 衝撃を受けた。それはもしかしたら初めてブルーハーツを見た…

日本に生まれて良かった、日本には真島昌利がいるから

真島昌利が大好きだ。甲本ヒロトとは違った、何者ですか?感があると思う。小説とか書きそうな雰囲気を漂わせながら、ファンである僕は彼が絶対に書かないことを知っている。詩集とか出しそうな雰囲気を漂わせながら、絶対に出さないことを僕は知っている。…

日本に生まれて良かった、日本には甲本ヒロトがいるから

出社の車の中、久しぶりに持ち出したハイロウズのアルバム、その中の曲「アメリカ魂」を聴いていて、不意に日本人で良かったなぁと言う思いがこみ上げた。それはあまり「アメリカ魂」と脈略なき思いであったが、不意になぜかそんな感じになった僕。その思い…

カルフォル二アに、もしくは物語の中にでも来たのかと思った

大潟村に行って来た。久しぶりの、もう15年ぶり位の大潟村。一つの大きな橋を渡り現れた直線道路。その何もなき直線道路に、・・・感動した。どこまでいっても同じような風景。右側は田んぼ、左側には川が流れていてその向こう側にはやはり田んぼ。そして果…

ボクシングが面白いっすねぇ

ボクシングが熱いですねぇ。 井上は強い。先日の世界戦。足がつった状態から仕方がなく打ち合いに。ファイターのチャンピオンからスピードとテクニックで完全に打ち勝って見せました。しかも足をつる前までは完全に自分のボクシングで圧倒、強いっすねぇ〜。…

クローズの最新作を観た

クローズの最新作を観て来た。 監督やキャストも変わり大外れも想定していたが、思っていたよりもずっと良かった。それでも良い順に1−2−最新作ですが・・・。 柳楽優弥が今回は良かったかな・・・・。主役は良くなかったですねぇ。主役がもうちょっと良け…

メタファーで原則を崩す

昨日久しぶりに東京に行って来た。日帰りの会議。 移動の新幹線の中で、池谷裕二の「脳には妙なクセがある」を読んだ。その中で、会話の時には主導権は必ず受け手側にあるという話があって、その後の内容にチョット驚いた。例えばセールスマンが交渉の時でも…

Kー1から始まったなになに1ブームを引き継ぐものは

昨日マンガを三冊買った。まずは超楽しみにしていた「喧嘩稼業」第一巻。これは言わずと知れた「喧嘩商売」の続編で、最強を決めるトーナメント開始から始まる・・がそこは天才木多康昭、トーナメント以前が当然?ありました。それにしても佐藤十兵衛、ユー…

辻仁成には結局会えなかったのかな

辻仁成と中山美穂が離婚と話題の今日この頃。 「やっと会えたね」の言葉と共に始まった彼ら物語は本当に終わってしまうのかな。 辻仁成は一般的に?世間に嫌われていると思う。僕が若かりし頃、当時の会社の事務員のオバサンに、辻仁成のことを説明したがや…

ゼロセンから生まれたゼロセンの子供達

今話題の映画「永遠のゼロ」は百田尚樹の原作だ。僕はまだ映画は観ていないが、小説の方は読んでいる。この小説は元々売れてはいたのだが、某テレビ番組で紹介され、その人気に拍車をかけた。北村弁護士が大絶賛、涙なしでは読めないと言い、共演者のキリコ…

範馬勇一郎の八百長

バキの外伝が二冊同時刊行となった。花山の三巻と独歩の一巻だ。独歩の方の(タイトルは拳刃)第一話、力道山のモデルが出てくるんだけど、その相手は本当はあの木村政彦なのになんと勇一郎になっていてビックリ。それにしても力道山対木村政彦の世紀の一戦…