寺山修二記念館の扉

青森にある寺山修二記念館に二度行ったことがある。一度目は、太宰治の斜陽館方面から小泊(しゅうちゃんとタケさん再会の地ですね)に流れ、翌日三沢へ入るという流れだった。
二度目は、自衛隊三沢基地航空祭(毎年9月の何週目?だかに行われている)を見に行った時のことだ。前日の深夜に仲間で集合し行くことになっていた。6人ほどで行く予定だったと思うが、皆ドタキャンで集まったのは僕と言い出しっぺの友達だけ。行くの辞めるかさんざん迷った挙句、僕が行かないと言っても彼は一人で行くとまで言うので、もちろん僕も行くよと(彼は軍事ものが大好きなのだ)。日も明けかけて来た深夜と早朝の真ん中辺りに、僕達は僕達の町を出発した。結局のところ行って良かった。人生はいつだって、「行けば良かった」と後悔するよりは、「来なきゃ良かった」と後悔した方がいい。そして実際行って、やってみて後悔することなんてほとんどないんだ。・・・・そして、その帰りに寄ったのだった(寺山修二記念館にですよ)。寺山修二記念館の扉は赤色で、その先の興味を煽ってきた。扉の向こうには何があるのか、何が始まるのかと。さあ、扉を押してみよう、と・・・・・・寺山修二記念館の説明をしようかと思い書き始めましたが、それはちょっと寺山修二に反しますね、自分で行って自分で見てください。書を捨てよ街へ出よ、ですね。
ただ一つだけ言わせてください。昨年暮れに家を建てました(マイホームという発想も寺山修二に反していますが)。黒色の外観なんですけど、実は、ドアが赤色です。