2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

薔薇の花束を抱えるまでは・・・・・(恋の伝説4)

それからまた一週間くらいしてから、ご飯を食べに行った。会話をしていく中で、僕の想いがまったく届いていない分けではなかったことを知った。この一週間ドザエモンのように沈み込んでいた僕は、少しだけ希望を取り戻した。僕の全てをこの恋に注ぎ込もうと…

失恋ごときで僕は君を失わない(恋の伝説3)

返事は4、5日待って欲しいとのことだった。 次の日僕が配達に行くと、彼女は普通に挨拶をしただけだった。 また次の日配達に行くと、また彼女は普通に挨拶をしただけだった。 と、こうした日がさらに二日続き、さらに五日目の朝も普通に挨拶を交わし、彼女…

告白は唐突に(恋の伝説2)

僕は彼女の年齢さえも、もちろん知らなかった。22か、23くらいかな?、出来れば24くらいならいいなぁ、と漠然と考えてはいたが(少しでも年齢が近い方が可能性があるかなと言う意味で)。 電話したのは次の次の日。夜ご飯を食べに行く約束を取り付ける…

君と僕の始まり(恋の伝説1)

三十歳目前の五月、僕は運送屋に就職した。早朝四時出勤の雑誌の配達から始まるものだった。初めは先輩とツーマンで、仕事を教わりながらの配達となった。 ある書店への配達の時その先輩が、「ここの店員カワイイよ」と教えてくれた。・・・・結果から言うと…

マンガの仕事、小説の領分

その昔、いずれ極道になる友達と、寿司屋で呑んでいた時の話(当時よく寿司屋で呑んでました、二十歳そこそこでチョット生意気かな)。その友達もマンガが好きで、俺がマンガを描くなら的な話になり「日常的なことを延々と描くな俺なら。例えばパチンコ屋に…

「カフカ」で行きたい

もし僕が次にバンドを組むことがあったら、名前は「カフカ」がイイと思っている。もちろんフランツ・カフカから貰った名前で。 「カフカ」と言えばそれだけで、不思議な感じがかもし出されていると思う。彼の小説のファンは、プロの中にも多い。村上春樹も小…

優しき国でシャープなハートを隠して

小学生の頃、兄貴にダビングしてもらったカセットテープ。ブルーハーツの「ザ・ブルーハーツ」「ヤング&プリティ」「トレイントレイン」の三本は僕の宝物だった。他にもたくさんダビングしてもらっていて、良いアルバムがいっぱいあったが、それら三本はやは…

マザーロードを横断しながら何を語ろう

ルート66の看板をネットで購入し、今日玄関に貼り付けた。カッコいいと思うんだけど、どうかな? ルート66は、別名マザーロードと呼ばれ親しまれた、アメリカの国道だ。マザーロードという名前は、スタインベックの「怒りの葡萄」の中に出てくる形容で、…

僕はマンガを単行本でしか読まない

仕事帰りに寄ったコンビニ。雑誌コーナーの前を通ると週刊少年チャンピオンの表紙に目が止まった。バキとユウジロウが表紙。残りあと四話の文字。バキ、本当に終わってしまうんだなぁ。最後どうなるんだろう。 僕はマンガを雑誌では見ない。単行本が出て、買…

伝説の力士、もし闘わば

大相撲も十日目を終え、先場所初優勝を成し遂げた旭天鵬がなんと白星なしの十連敗。ジョーのように灰になったか、それともテレビに出過ぎか、僕は結果しか見ていないので分からないが、チョット悲惨、でも誰も叩いていない。まだ若かったら叩かれたかもしれ…

キーホルダーなんかじゃなくて本物が見たい

秋田県出身の五十嵐選手が、見事ボクシングの世界タイトルを獲得した。おめでとうございます。 でもやっぱり思ってしまうのは、ボクシングの世界チャンピオンって世界中に、今現在一体何人いるんだろうと言うこと。分け分かんない位いるし、確実に価値が下が…

史上最強のボクサーの未来が見たかった

マイクタイソンの全盛期こそが、史上最強のボクサーであることは間違いないと断言できる。あの頃のタイソンのあのスピード、あのディフェンス、あのパンチ力、あのパンチの回転力、どれをとっても驚愕、誰が立っていられるだろうか。VSモハメド・アリ、V…

みんな血が沸騰していた

ミュージックステーションに、プリンセスプリンセスが出ていた。16年ぶりのテレビ出演とのこと。「ダイアモンド」と「世界で一番熱い夏」のメドレーだったんだけど、始めはちょっとかたいなという感じだったが、二曲目の世界で〜のあたりになると体も温ま…

先輩、「オッス」

僕の通っていた高校は地元では一番のヤンキー校で、先輩と後輩の差は大きかった。先輩へのあいさつが変わっていて、「おはようございます」でもなければ、「お疲れ様です」でもなかった。 「オッス」 どこであっても、いつ会っても「オッス」。街中だろうが…

骨を砕くのに知性は必要か

プライドグランプリ決勝戦、ヒョードル対ノゲイラはヒョードルカットでドクターストップの勝負なし、大晦日に再試合となった。どちらが勝つのか、僕らの間でもよく話題になった。その昔、まだ世界チャンピオンを夢見る少年だったタイソン、当時その師匠の下…

100パーセントの答えなんてない

ショッピングセンターで、長男に自転車を買った。赤と黒のカッコイイ自転車。初めは「なんでもよくない?」と思っていた僕が、せっかくだから少しくらい高くてもカッコいいのを、と思ったのは結局家の前に置くし、あまりダサいと住人もダサいと思われるのも…

バキはホントに終われるか

今日は仙台へ講習会で、朝から高速飛ばして往復五時間半、講習会は一時間半で、チョット無駄な感で丸一日終了。出発前にファミリーマートで「範馬刃牙」の35巻購入、少し読んで出発、仙台のラーメン屋のラーメン待ちで読破、思わぬ人物の登場に興奮した。…

駄菓子屋のオバちゃんの夢

「範馬刃牙」の最新巻は本日発売であるが、なんと田舎では一日遅れの明日発売となる。チョット都会の人には信じられないんではないだろうか。ジャンプなどの週刊誌も一日遅れ、いつの時代ですか?と突っ込み入れたくなる。でも、前に雑誌の配達の仕事してた…

バキは父に勝てるか

先日、板垣恵介とキャイーンの天野の対談が行われ、「範馬刃牙」の10回以内の終結が宣言された。今、バキとユウジロウが闘っているが、僕の予想としては決着にならず、徳川氏のトーナメント開催となるのかと思っていた。そこにはユウジロウのまだ見ぬ子ど…

ボクサーもどきの中学生二人

昨日は僕の誕生日だった。マイクタイソンも誕生日で、僕が1976年の6月30日、タイソンが1966年の6月30日生まれ。僕はタイソンの丁度10年後に生まれたことになる。 中学生当時ボクサーに憧れていた僕は、「自分はタイソン以来の、10年に一人…