2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

サヨナライツカ

小説を読んで、一度だけ泣いたことがある。読みながら感動して、やばい泣きそう、でも二十歳そこそこの男が本読んで泣くなんてかっちょ悪い、あっやばい、ぱちぱちぱちぱち(目をしばたく音)、あっ涙が・・・・で泣いてしまった分けだ。一度涙が出たらもう…

社会という名の歯車の良き部品であるべき僕

人、犬、豚、猫、牛、鳥。人だけがもう一つ呼び方がある。「人間」。 人間というのは中国では、世間という意味合いもあるらしい。人が世間の中に身をおいて人間。社会の一員で人間、ということか。確かに人間は一人では生きられない。社会の中に身をおかなけ…

ロックを持って社会に参加する

僕が十九歳の時結成したバンドは、全てオリジナル曲をやっていた。僕が作詞し、ギター担当のカッチャンが曲を作った。曲に詞をのっけるパターンと、詞に曲をつけるパターンとをほぼ交互にやった。バンドとしての曲は、全部で20曲位だったと思う。 その時の…

伝説の詩誌と大詩人

伝説の詩誌「荒地」に参加していたのは、鮎川信夫、田村隆一、北村太郎、黒田三郎などそうそうたるメンバー。「荒地」というのはもちろんT.S.エリオットの詩からきている。荒地に参加していた凄すぎるメンバーの中でも、田村隆一の存在は抜きん出ていたと…

ひからびた世代

アーネスト・へミングウウェイやスコット・フィッツジェラルドは自分たちのことをロストジェネレーション、失われた世代と言った。世界大戦後の時であり、物も人も、心の中のたくさんの大切なものも、失われた、そういった世代だった。 これに対して、その少…

甲本ヒロトは天才か

クロマニヨンズのニューアルバム「エースロッカー」を、毎日の通勤時マイカーの中で、マックスボリュームで聞いている(ロックは耳で聴かず、やはり体で聴くものですね。ビールを舌で味あわずに喉で味わうように)。クロマニヨンズはヒロトの曲半分、真島の…

レントンのTシャツ

トレインスポッティングは映画にもなったが、元々はアーヴィンウエルシュの小説だ。レイブ文学と呼ばれ、音楽でいうならばパンクロックと言うところか。十九歳の頃一気に引き込まれ読破したが、僕が面白いと思ったのとは別に、評論家の評価は様々だった。 僕…

サルトルなら芥川賞ももちろん拒否した

芥川賞の受賞会見が話題になっている。終始不機嫌な態度を続けた田中さん。選考委員の石原慎太郎にケンカを吹っ掛けた田中さん。しかし彼は本当に不機嫌だっただろうか。僕には、田中さんはとても機嫌が良いようにしか見えなかった。芥川賞をもらっといてや…

寺山修二記念館の扉

青森にある寺山修二記念館に二度行ったことがある。一度目は、太宰治の斜陽館方面から小泊(しゅうちゃんとタケさん再会の地ですね)に流れ、翌日三沢へ入るという流れだった。 二度目は、自衛隊三沢基地の航空祭(毎年9月の何週目?だかに行われている)を…

ブルーハーツ集団に「1985」が聞きたいと迫る僕達

ブルーハーツ集団というのはブルーハーツのファンクラブのことだ。正式名は「ブルーハーツのみんなで何かことをおこそうとする集団」だったかな?、なんかそんな感じ。都道府県ごとに会員番号があって、確か僕は秋田県の84番だったと思う。ファンクラブ会…

ワースト&クローズ最強の男

マンガ、ワースト&クローズの中で誰が一番強いか? 皆同じ十八歳と考えて、リンダマン、坊屋春道、花木九里虎の名前がまず挙がるか。春道はリンダマンとのタイマンに敗れてはいるが、あの時の春道は十七歳、その後幾多の激闘を経てリンダマンを越えたとも考…

高校与太郎最強話

ビーバップハイスクールでは最強は誰か? 主人公のヒロシとトオルは最強路線から外れている気がする(苦笑)。 まず名前を挙げたいのが城東のトシミツ。タイマンで負けたことはないという設定だったような。確実に立花の菊長や北高の前川よりも強い(設定)…

エースロッカーを六曲目まで聞いた

クロマニヨンズのニューアルバムが届いた。感想は・・・・まだ六曲目までしか聞いていないんだけど、最高傑作の予感がしますね、ふむふむ。この後にはナンバーワン野郎と雷雨決行があるし、それにヒロトの歌声がいつも以上に気合入っているように聞こえたの…

高校三年生の僕

高校生三年生の夏、失恋の悔しさから僕は友達の家を訪れ、バンドを組もうと突然言った。その友達も少し前に失恋していて、部屋に閉じ籠もりがちになっていた。僕たちはバンドを結成した、負けん気から。 その友達がドラム、僕がヴォーカル、ギターとベースに…

CDの売れない時代

街のCDショップへ、クロマニヨンズのニューアルバムを買いに行くと、 予約分しか入荷していないとのこと。 仕方なく注文することに。 CDの売れない時代なんだなあ、とつくづく実感した。 CDの注文と言えば思い出すのは、高校生の頃当時で数年前に解散…

クロマニヨンズニューアルバムいよいよ明日発売

クロマニヨンズの六枚目のアルバムが明日発売される。中学生の頃ほどのワクワク感はさすがにないが、それでもやっぱり楽しみだ。 その昔バンドブーム全盛の時、どのバンドも競って新曲をリリースする中、ブルーハーツは新曲をずっと発表しなかった。新しい曲…

世界一素敵なバンド

二十歳の頃酒屋に勤めていた。 ディスカウントショップだった為結構忙しかった。 店内では有線が流れていて、僕はそこで色んな歌を知った。 パフィの「これが私の生きる道」や、山崎まさよしの「Onemoretimeonemorechance」が好きに…

世代を越えた夢の対決

例えば千代の富士対朝青龍十五番勝負。 例えば貴乃花対白鵬十五番勝負。 例えば小錦対杷瑠都十五番勝負。 例えばヒクソングレイシー対桜庭和志。 例えばアレキサンダーカレリン対エメリヤエンコヒョードルのMMA。 例えば山下泰裕対木村政彦。 例えばモハ…

ヘビー級が最高に面白かった頃

僕が中学一年生の頃、確か2月11日だったかな?、当時最強を誇っていたマイクタイソンがKOで敗れた。世紀の番狂わせ。史上最大の番狂わせと言って差し支えないかもしれない。タイソンを倒したのはジェームスダグラス。無名のかませ犬がライオンを噛み千切…

ザ・ブルーハーツ登場

僕がまだ小学四年生だったある日。 宿題も手付かずの日曜の夕方だったか。 居間のテレビでは若者向けの音楽番組が流れていて、 となりには五つ年の離れた兄貴と夕飯を作り終えたばかりの母が座った。 若者というには幼すぎる当時の僕は裏番組のアニメが見た…