オンザロード38「九州をあとにする」

昨夜から今朝まで、僕の眠りは深かった。十一時間くらいは眠ったかな。目覚めの良い朝だ。
宇佐神宮に来た。ここは八幡神社の総本山らしい。とにかく広い。それはビビるほどに。それにしてもどうして、神社って橙色を基調としているんだろうか。
豊後高田の昭和の蔵夢博物館に来た・・・のだがまだ時間は八時を回ったばかり。開館前であり、僕は駐車場でその時を待つことに。車の中で待ちながら、マイケル・ギルモアの「心臓を貫かれて」の続きを読んだ。
それにしても恐ろしい話だ。背筋に何かが走り、震えが止まらなかった。マイケルの兄フランクは弟の事を・・・・うまく説明できない。330ページ辺りかな。何度読んでも心に来るものがあると思う。
夢博物館はとにかくすごい物の数。どうやって集めたんだろうか。それにしても面白過ぎる。昭和も今は昔。懐かしむ時代だ。
その日の正午、とうとう九州を抜けた。関門トンネル通る時、なぜか僕は堪らないほどに興奮していた。