CDの売れない時代

街のCDショップへ、クロマニヨンズのニューアルバムを買いに行くと、
予約分しか入荷していないとのこと。
仕方なく注文することに。
CDの売れない時代なんだなあ、とつくづく実感した。
CDの注文と言えば思い出すのは、高校生の頃当時で数年前に解散していたエコーズのアルバムを六枚まとめて注文したところ、仙台の倉庫になく東京に注文、東京の倉庫にもなく大阪の倉庫から取り寄せとなり(ショップの店員に倉庫と言われたが、今思えば倉庫って何の倉庫?)、しばらく届くまで時間かかったこと。
エコーズのCDが東日本から消えかかっていたということだろうがしかし、その後テレビドラマの主題歌にエコーズのZOOが使われミリオンヒット(例のハスイシュカとエコーズ両方合わせて)、僕が大阪より買い求めたアルバム達も、街のCDショップに勢揃いすることとなった。

クロマニヨンズと言えば甲本ヒロト真島昌利のコンビ。ブルーハーツからハイロウズへ、ハイロウズからクロマニヨンズへとメンバーを変えながら二人はずっと一緒にロックしてきた。
クロマニヨンズ結成時の話。ヒロトと真島が新たなバンド名を決めるべく、居酒屋で集っていた。ヒロトが言った「クロマニヨンズがいいんだ」。そしたら真島がポケットから紙キレをもぞもぞと出しその紙には「クロマニヨン」と書かれていた。
けれども、この話は創作ではないかと僕は思っている。クロマニヨンズの誕生はあたかも運命的であったかのように印象付けるために。「後ろめたさ」という言葉は間違っているが、「後ろめたさに似た何か」がこの話をつくったんじゃないんだろうか。僕でもその状況であったならば同じように話を作ったと思う、それぐらいはすると思う、人間だもの・・・・・クロマニヨンだもの・・・。