名曲「チェルノブイリ」

震災の後、たくさんのミュージシャンが励ましの歌を作った。猪苗代湖ズの歌は一番印象的だが、ローカルバンドかな?と思っていたら、サンボマスターのヴォーカルでビックリした。
クロマニヨンズの「ナンバーワン野郎」はCMで使われた。なぜナンバーワン野郎なのかは定かでないが、被災地へ向けた歌だったことは間違いないだろう。「外よりも寒い部屋、立ち上がる立ちあがる、外に出る、寒い雨、立ち上がる立ちあがる」

震災による原発事故の後、Youtubeにてブルーハーツの「チェルノブイリ」の再生回数が増えているとのことだった。そのコメント欄に「例えばイギリスあたりのロッカーが、福島には行きたくねぇ、って歌ったら福島の人たちは傷つくよな」といったような内容のコメントがあった。確かにそうかも知れない。ただ僕は、もしも今の時代に、例えばイギリスに二十歳そこそこのイギリス人としての真島がいて、「福島には行きたくねぇ」という内容の歌を作ったかと?と言えば答えはNOだと思う。1980年代後半に発表された「チェルノブイリ」。その歌は日本の若者に向けられたものであり、今のようにネットなどで簡単に世界へと発信される時代ではなかった。今よりは大分閉鎖的であったからこその曲だと思うし、時代も今ほど、上げ足を取ることに敏感ではなかったと思う(今の時代は何もかも規制規制で、表現と、中傷はますます紙一重だ)。

丸い地球は誰のもの
美しい朝は誰のもの
いずれにせよ「チェルノブイリ」は名曲だ。