東天の獅子になりたくて

限られた時間の中で、少しずつ「東天の獅子」を読み進み、もうすぐ四巻を読み終える。原稿用紙にして2000枚を越える物語。実に面白い。残された資料をもとに、事実に基づいた夢枕獏の創作物語だが、キャラクターが見事に魅力的に画かれていて、たまらない。なんと言っても武田惣角。久我重明のモデルかな?多分そうだと思う。それにしてもスゴイ逸話が残っているものだ。どこまで本当かはさておき、本当だと思わせられる、というか思いたいと思わせられるのは夢枕獏の筆力か?、それとも先人の生命力か?いずれにせよ、スゴイ人達がいたものだ。僕も強さに憧れた時がある。東天の獅子になりたかった。柔道、空手、ナショナリズムが疼く。今からでもまだ間に合うかな。子供と一緒に修行しようかな。