僕を励ますものはいつだって僕の歌達だ

この歳になると、色々な責任が圧し掛かってくる。身動きは取りづらいっすね〜。会社のこと、社会的なこと、家族のこと、未来のこと。会社でも圧し掛かって来過ぎ。正直重過ぎ。心が折れそうにもなりますよ、そりょ。そんな時僕を支えるものはなんだろうか。・・・・やっぱ家族かな。彼らの存在。・・・・そして僕を励ましえくれるものは、僕が作った歌や詩だったりする。それは十代の頃から変わらない。悲しかったり、悔しかったり、寂しかったりする時、僕は僕自身が書いた詩をよく読み返したりしたものだ。ある会社の面接を受けた時もそうだ。結構屈辱的なことを言われ、悔しさ滲む僕の口から出て来たものは、僕自身が作った歌だった。次の歌詞は、僕が二十歳の頃に書いた歌詞だ。

「今僕は・・・・」

決められた絵具で 今日も色を塗っていく
高く聳えた明日に 愛想笑いを浮かべ
疲れ切った日常 雨がまたも降り出し
僕はイスに腰掛け 冷めたコーヒーを飲む

いつから始まったの? 回るだけのメリーゴーランド
見る景色は同じで 時間だけが老けて行く
鏡の前に立てば 目が充血している
手探りで引き寄せた 当て外れの人生

もう何もかもを 投げ出したくなっている
思い起こす輝きが 胸を焼きつくす

いつか約束した この指とまれのあの場所で
あの頃の僕達は 今も笑っている
思い出は見た

今の僕は息して ただそこにいるだけの
ケモノにもなれない 首輪の付いたブタさ
まだまだ若いはずの 幸せはどこにいる?
携帯電話が鳴る 十二時の鐘が鳴く

冷えた指先で キーを押し続ける
飽きたストレスが 溜め息の数字を見る

幸せの飛来地を 探し求めて来た
だけど幸せは 降っては来てくれない
分かり始めた

いつか約束した この指とまれのあの場所で
あの頃の僕達は 今も笑っている
思い出は見た