本日も曇り、毎日が曇り

君がふさぎ込んでいる。色々な、様々なことから逃れようと、心を固く閉ざし、部屋の扉を固く閉ざし、君の下へは誰も近づけない、君の中には誰も入れない。引きこもっている、学校から、社会から、友達から、親から。君は固く閉ざしている、部屋のカギを、心のカギを。
それでもロックは沁み渡る。いくら閉ざしていようとも、ロックだけは一瞬で沁みて、君を少しだけ優しくする。
君の心の声を、君の心のSOSを、小さな声だけど、小さな音だけど、ロックは拾う。決して見逃さない、決して聞き逃さない、決して知らんフリしない、決して見捨てたりしない。
ただ生きよう。ただ生きよう。ただただ生きよう。ただただただただただただ生きよう。何があっても、そこがどこであっても、ベットの上でなくても、砂利の上だってイイじゃないか、とにかく地上で眠り目を覚ます。慌てなくて良い。自分のペースで良い。時にサボったって良い。ただ生きよう。ただただ生きよう。呼吸を止めてなるものか。ただただただただただただ生きよう。君の胸に突き刺さるリズムがある。それは自分のリズム。急がなくて良い。マイペースで良い。少しくらい遅れたって良い。大幅に遅れたって良い。ほら、君の速度で良い。立ち止まってたって良い。君のリズムは君が刻め。エイトビート