息子よ、君は何を選ぶのか

この間ある車屋の社長さんと話をしていて「子どもに何をやらせるの?」と聞かれた。その社長の娘さんは小学生で、スキーの高いレベルの級を持っているとのこと。もちろんその社長が熱心に連れて行って、上達させ、級を取ることを勧め、見事な成績を修めているとか。それで、「自分やりたいのをやらせます」と答えた僕に言う分けです。「でも、やっぱり最初は親が導いてやるものでないか」と。「やっぱりきっかけを作ってやるのは親なんでないか」と。僕の姪っ子のことも知っていて、三女が一年生からバスケを始めたのは長女と次女の影響があっただろうとも言っていた。確かに。
子どもが自分で選ぶのは微妙かもしれない。「どっちがいい?」と二者択一で迫るのならば、すでに大人の意思が入っているから確かかもしれないけれど。ならば僕は、何へと導けばいいのか。地元の学校、男子なら野球、バスケ、バレー、最近サッカーのクラブもささやかながら活動しているとは聞くけれど。それ以外にもスイミングや、例えばピアノとかもあるんかもしれない。英会話とかも並行して習わせたり、様々な選択肢が、僕の知らないところにまだまだあるのだろう、きっと。僕は親として、子どもに何をやって欲しいんだろう。確かにスポーツはやって欲しい。格闘技好きの僕だから、空手なんかもいいなぁと思う。でもやっぱり、息子とじっくり話して、そこで親として判断して、一緒に決めて行きたい。でももう少し先の話でいいかなぁと、のんびり考えてる。
ただ一つだけ思っているのは、息子が中学生くらいになった時、僕が何にも言わなくても、僕がなんの影響を与えなくても、自然とバンドを始めたりなんかしてくれたら嬉しいなぁと。やっぱ僕の血が流れていますなと、同じロックの血ですなぁと、妻と無理矢理ワインかなんかで乾杯してしまうかも。いくら親が導くと言っても、ロックの血だけは強要できないからね。流れていない限りは無理、例え神様でも。