オンザロード52「夏目漱石、そして坂本龍馬」

朝目覚め、今のところは曇り空。あまり暑くならなければいいが、と思いながら出発する。本日の目的地一発目は、小説「坊っちゃん」の舞台だ。
道後温泉は、朝から賑わいまくっていた。ゴールデンウイークということももちろんあるのだろう。それにしてもナイスな雰囲気。温泉の周りは浴衣の人多し。そこに続く商店街も心和む優しき風景。そこには足湯があり、そこにはからくり時計もあり、そこには笑顔の人々がいた。こういう観光地に生まれる、というのも素敵なことだと思う。こちらから行かなくても、自然とあちらこちらから誰かが来て、出会いが生成されて行く。それはまた素晴らしいことだ。そういうのにも憧れる。
その後、高知方面へと向かったのだが、スゴイ渋滞。そして桂浜へ。
果てしなき渋滞の中、左側に見えて来た大きな駐車場。看板を持ち、呼び込む人々。桂浜まではまだかなりの距離があるはず。となると、この駐車場は・・・?。「桂浜まで送迎バスあり」と書いてある。僕はこう言う甘い言葉には乗らないタイプの人間だが(猜疑心強し)、この渋滞に地獄を見ていた僕、思い切って飛び込んでみた。結果・・・・飛び込んで大正解。そこからバスにて送迎。しかもさすがはジモティと言える裏道の連続、すぐに着いてしまった。あのまま向かっていれば、多分2時間は掛ったんじゃないだろうか。それがわずか10分足らず。スバラシイ。高知市のはからいということだった。
それにしても桂浜の坂本龍馬銅像は大きかった。それはビックリするほどに。彼は海を眺めていた。それは外国を見ているということらしかった。
坂本龍馬の記念館はホント綺麗だった。僕はそこで坂本龍馬のポスターを買った。そして、友達のゆやさに坂本龍馬のライターをお土産とした。
隣りにある闘犬センターは、何か胡散臭く感じられ、僕はそこには入らなかった。それにしても桂浜は、良き場所だ。