クロマニヨンズを君は(特にザ・クロマニヨンズを)知っているか

デビューアルバム「ザ・クロマニヨンズ」。クロマニヨンズというバンドの登場と共に一曲一曲は印象深いが、アルバムとしては発売当初から僕はいまいちだなぁと思っていた。当時はヒロトも真島もそんなことは言わなかったが、セカンド発売のあたりかな?、ファーストを振り返り、寄せ集めの感があった的なことを言っていたはず。僕はすぐに分かってましたぜ〜兄貴。
ただ「タリホー」が名曲であるのは間違いないし(歌詞はそれほど良いとは思いませんが)、その他にもナイスな曲がいくらかあると思う。「夢のロッケンロールドリーム」なんか聴いているとなぜか高校時代のことを思い出し切なくなってしまうし、「くじらなわ」なんかも楽しくて仕方がない。「土星にやさしく」は「女性にやさしく」ではないだろうかとは、当時からの僕の推測であるが果たしてどうか。お日様の近くまで連れてってあげる、温かいだろう女性女性、愛は女性は救うってな感じで。「歩くチブ」も衝撃だった。僕の全ては、体だけじゃない、思考も、思想も、過去も、今も、そしてロックも、全てがアレのように恥部であり、敏感で、象徴的で、ストレートで、誇れて、なくてはならなくて、快感で、それでいてやはりチブで。僕の友達が言っていた、周りのみんなはこの曲を笑ったけれども、僕はスゴイと思ったと。
今ではしばらく聴いたことのないこのアルバム。この先の人生でもそれほど聴き返す機会には恵まれないとは思う。が、それでもやはり印象は強い。クロマニヨンズ登場アルバムですからね。
追伸
デビューシングル「タリホー」に収録されている「弾丸ロック」と「クロマニヨンストンプ」はあまりにもカッコ良すぎ。人間人間の連呼から始まる「クロマニヨンストンプ」はまさにクロマニヨンズのテーマ曲。カッコ良さで言ったら、クロマニヨンズの中では№1かもしれない、僕的に。つまりは世界に数ある歌の中でもトップクラスのカッコ良さという分けだ、僕の世界では。