あの日、全部、君だった

久しぶりに中古CDショップに立ち寄った。山崎まさよしの「アトリエ」を買った。「未完成」や「全部、君だった」が入っているアルバム。どの曲を聴いても切なくなった。本当にあの日、僕にとっては全部君だった。それなのに君は、僕の横にはいなかった。きっと誰かの側にいて、僕が良く知る笑顔を見せているはずだった。それはもちろん、僕のための笑顔ではなくて、それはもちろん今現在君の横にいる誰かのための笑顔だったはずだ。
あの日から大分長い時が経ったように思う。だけれども、過ぎてしまえばあっという間だったような、そんな気がしないでもない夕焼け小焼け。
僕は山崎まさよしのアルバムを何枚か持っている。そしてそのアルバム達全てが大好きだ。だから多分、これからも中古CDショップに立ち寄っては、彼のCDを探して、買ったりすると思う。そしてそのたびに、、きっと僕は切なくなるのかな。ため息だけが静寂に消えたり、いつでも急行待ちの踏切辺りを探してしまったりしながら、そうやって今日を乗り切って行くのかな。

Ps.辻仁成の「君から遠く離れて」と「第三反抗期」が並んで売ってあったけど、「君から遠く離れて」の方が倍くらいの値段だった。「第三反抗期」は最高傑作だと思うけど・・・・市場はそこまで判断できないっすね・・・・。